バス運転手インタビュー

どらなびバス運転手インタビューvol.001

元ペーパードライバーの営業マンが語る、
営業係の魅力

吉岡 佑一さん(京王バス東株式会社)/30歳/勤務歴3年

今回、お話をお伺いした京王バス東株式会社永福町営業所営業係の吉岡佑一さん。2015年に入社し、3年ほど路線バスに乗務されている。休日はゲームをしたり、遊園地に遊びに行ったりして過ごしている吉岡さんに、バス運転手の魅力についてお聞きした。

まず、バス運転手になろうと思ったきっかけを教えて頂けますか?

はじめは電車の運転手になりたかったんですけれども、なかなかなれなくて、一般の会社に就職しました。そこで2年ほど営業職として働いていた時にバスに乗る機会がありまして、「電車は無理だけれど、バスの運転手ならできるんじゃないか」と思ったんです。ただ、ペーパードライバーだったので、「自分で免許を取ってみて、もしダメだったら諦めよう、免許をとれたらできるだろう」と思っていました。晴れて免許を取れたので、「バス運転手を目指して頑張ろう!」と思ったことがきっかけです。

ペーパードライバーだったんですね!今は路線バスを運転されていますが、大きな車両を運転するのは、慣れるまで苦労されたのではないですか?

かなり苦労しました。免許を取るための教習所では、左折するときの内輪差や、車が乗り上げてしまったりすることに一番苦労しました。
入社後は、優しい発進やクラッチワークが大変でした。ギアを上げていくときにガクンガクンしてしまって、指導担当の方から「このままじゃだめだぞ」と言われていました。本当に大変でしたが、経験を積んで「これはだめだな」「これはいいな」というのを積み重ねていって、やっと良くなったかな、と感じています。入社後の研修は2ヶ月あり、1ヶ月はお客様を乗せないで運転し、もう1ヶ月はお客様を乗せながら、路線を学んだりしました。

そういったご自身のご経験や充実した研修を経て、今では立派なバス運転手になられたのですね。大型二種免許はご自身で取得されたそうですが、取得するにあたって大変だったことはありますか?

費用については、マニュアルの普通免許からだったので、私の場合は50数万円かかりました。免許は、前職を退職して、遊びながら「このままじゃ貯金が尽きる、どうしよう」と思った時に「手に職を付けよう」と思って取得しました。

ありがとうございます。晴れて免許を取得してバス運転手になろうかなと思った時、数あるバス会社の中でなぜ京王バスグループに入られたのですか?

元々は違う所に住んでいたんですけれども、その地域のバス会社の採用情報はあまり詳しく書かれていなかったんです。ただ、京王バスの就職サイトを見たところ、年収のプラン等がしっかり書かれていて、良い印象を持ちました。そこで選考を受ける候補の一つになって受けたところ、採用されました。

そうなんですね。吉岡さんのお人柄の良さもきっと、京王バスグループの採用担当の方に「吉岡さんなら大丈夫」と思って頂けたのでしょうね。
ところで、京王バスグループには養成制度もありますが、養成制度を利用せずにご自身で免許を取得してから入社したことについて、良かったと感じることはありますか?

養成制度を利用しようと思って入社試験に臨むとき、普通免許の方はマニュアルの2tトラックで実技試験をすることになります。ペーパードライバーだった私がその試験を受けたら、おそらく、トラックを全然運転できなかったと思います。私の場合、免許を持った状態で、教習所で運転の練習もしていたので、バスで実技試験を受けて一発で合格できたのだと思います。また養成の方は、最終的に大型二種の免許を取る為、運転試験場での試験に合格する必要があるんですけれども、その試験も2回3回と落ちることもあるようで、かなり厳しいようです。費用は掛かりましたが、受からなかったら話にならないので、一発で合格できて良かったな、と思っています。

一発で合格されたんですね!ペーパードライバーだったとはいえ、きっと運転のセンスがおありなんでしょうね。バス運転手になられて3年ほどとお聞きしていますが、バス運転手になって良かったなと感じることはありますか?

やはりお客様が、「ありがとう」って言ってくれたり、道を聞かれた時にうまく答えられて御礼を言って頂けたりすると、嬉しいですね。

前職の営業のお仕事と今のバスのお仕事は、同じ「人と接するお仕事」という部分で似たところがあるんでしょうね。営業の時のご経験を活かせているな、というご実感はありますか?

そうですね。お客様によっては、言い方次第でご機嫌を損ねてしまうことがあります。営業の時はそういうことにすごく気を遣って話をしていたので、前職での経験はとても役に立っていると思います。

確かに、本日インタビューをさせて頂いていても、とてもコミュニケーションを大切にされているのが良く分かります。ちなみに、永福町営業所の雰囲気はいかがですか?

入社した時は年上の方ばかりでしたので、正直、ちょっと居場所が無いかな、怖いなと思っていました(笑)。ただ、入社して感じたのは、本当に上下関係が少なく、皆フレンドリーに話しかけてくれますし、好きなことをしていても誰にも何も言われません。「お前、これこれしろ」なんて言われることも全くないですね。これには驚きました。とても居心地の良い営業所です。

たしかに、京王バスグループの皆さんはフレンドリーなので、それがとても伝わってきます。人間関係であまり悩まないって、いいですね。

本当にいいですね。営業所の1階にテレビが置いてあるスペースがあるのですが、そこで皆和気あいあいと色々な話をしています。

ちなみに入社当初は「年上の方ばかり」ということでしたが、今の営業所に20~30代の方はいらっしゃいますか?

おります。私より少し年下の、28歳くらいの人もいますし、女性もいますね。

吉岡さんと同年代の方でバス運転手の方や、これからバス運転手を目指す方に向けて、アドバイスはありますか?

自分が運転手になりたての頃、とても道幅の狭いルートを走る路線があって、「これは運転できない」と思ったこともありました。今は慣れましたけれど、正直なところ、普通の速度で走るのも怖かったです。以前、1~2日実際の路線を走ってみて、「自分には無理です」と言って辞めてしまった人がいたのですが、そこでめげないで、もう少し頑張れば、絶対できると思います。僕もその時めげていたら、そこで終わってしまっていましたが、慣れれば何とかなると思うので、もうちょっと、明日も頑張ってみようと思うだけで、多分上手くいくと思います。「自分には無理だ」と思わず、頑張ってほしいですね。

ありがとうございます。
吉岡さんご自身の今後の目標を教えて下さい。

今のところ担当しているのは路線バスだけですので、高速バスに乗れるようになりたいと思っています。

最後に、どういった年齢や職業の方に対してでも良いので、これからバス運転手を目指す方にメッセージをお願いします。

以前は営業職だったのですが、休日も仕事の悩みが多くありました。休日遊園地に遊びに行った時に、仕事関係の電話がかかってくることもあって、本当に悲しかったです(笑)。ただ、バスの運転は、仕事が終われば何も悩みがありません。休みは休みで、次の仕事まで特に悩むこともありません。仕事中にうまくいかないことがあったり、イライラしてしまったりするのは何でも一緒だと思うのですが、就業時間後も仕事について思い悩んでいる人はたくさんいると思います。でも、バスの運転手にはそういったことはありません。そこが良いですね。

なるほど。実体験に基づくお話で、説得力があります。仕事の時はしっかり集中して、休日はしっかり休む、という働き方は、吉岡さんにとって天職なのかもしれませんね。
本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

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