どらなびEXPOステージイベント特別コンテンツ

バス業界の“知りたい”がわかる!Q&Aコーナー実録レポート

『どらなびEXPO2018春』関西会場のステージイベント『バス業界の“知りたい”がわかる!Q&Aコーナー』で、来場者の皆様から寄せられた質問をご紹介!
バス業界のこと、バス運転手の働き方、採用試験について等・・・このページをご覧の皆様と同じ疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません!

解答者

「どらなび」を運営する

リッツMC株式会社中嶋社長

「どらなび」の監修を務める

高速バスマーケティング研究所株式会社成定代表

目次

バス会社の採用基準は各社まちまちだと思いますが、どのようなことを重視されるのでしょうか?現在の就業状況・ブランクなど、面接での受け答えができていても次の段階に進めなかったことがあるので悩んでいます。(大阪府・就職活動中・43歳男性)

中嶋社長

バス会社の採用試験で最も重要視されるのは、面接です。実技試験で不合格になってしまった場合は、教習所で練習して、もう一度試験を受ければやり直しができます。面接では受け答えができていると思っていても、自分では気づかないようなまずい受け答えや思い込み、動きや話し方の癖があるかもしれないので、面接の練習をして他の人からアドバイスを受けて、その癖を見抜いてもらうことも大事です。

希望のバス会社に受かるための履歴書の書き方や面接の受け方を教えて頂きたいです。(大阪府・学生・21歳男性)

中嶋社長

どうしてバス運転手になろうと思ったのか?
どうしてそのバス会社に入りたいと思ったのか?この2つがポイントです。
特に、他業界から転職する人や学生は必ず聞かれます。この2つをしっかり自分の言葉で話せるかどうかが重要です。もう一つはどうしてそのバス会社を選んだのか。沢山バス会社がある中でなぜそこなのか。採用する側はそこを聞きたい。
準備をしないで面接に挑む人がいますが、転職は人生の転機なので、万全の態勢で挑んでもらいたいです。面接では、予想外の質問をされたり、緊張したりするので、事前準備は必ずしてほしいですね。

成定代表

路線や高速を目指している方は、事前に必ずそのバス会社のバスに乗って下さい。実際に乗って、どんなところを走っているのか、客層はどんな感じなのか、この運転手さんはどんなところに気を遣って運転をしているのかなど、肌で感じてほしいと思います。

お二人が考える、バス業界の心得3か条を教えて下さい。(奈良県・会社員・41歳男性)

中嶋社長

安心、安全、健全です。安心とは心や気持ちの安心。安心して勤務できる環境かどうかは大切です。
安全とは技術の安全。衝突軽減ブレーキがついているかどうか、集中してバスの車両を管理しているセンターがあるかなど。
健全とは会社が健全かどうか。給与の遅延がない、点呼をきちんと行っているかなど。会社が経済的に問題なくしっかり運営をしているかどうか。
この3つがきちんとそろっていて初めて良いバス会社である、ということをバス会社の担当者の方にはお話ししています。

成定代表

責任、自信、接客力です。例えば路線バスの運転手だと、お客様と接するのは数秒程度で短いかもしれないが、その数秒でお客様への印象が決まってしまいます。感じの良い印象を与える為にも、路線バスの運転手はある程度接客力が必要でしょう。

大型車両の実務経験が少ない人でもやっていけるのか心配です。(北海道・公務員・23歳男性)

中嶋社長

実務経験が少なくても研修制度があるので安心してください。自信がつくまでしっかり研修してもらえます。頑張る気持ちがあれば全く問題ないと思います。立派な研修制度をお持ちのバス会社も多いです。

未経験者です。養成制度について教えて下さい。(京都府・運輸業・38歳男性)

中嶋社長

養成制度は、大型二種免許の取得費用をバス会社が負担する制度です。
バス会社によっても様々なので、事前に調べてみましょう。
自分が受けようと思っているバス会社の養成制度がどのような内容なのか、期間やお金の流れを(自身で立て替えて、その一部を補うパターン・一旦全額負担してもらえるが、引き落としになっていくパターンなど)、事前に確認しておきましょう。
養成制度で入社された人の方が、定着率がいいという話もあります。真っ白な状態で入ってきてもらうと、その会社ならではのやり方も併せて吸収してもらえるからです。養成制度での入社も大歓迎!というバス会社も多いので、是非チャレンジして頂きたいです。

休日はしっかり取れますか?(大阪府・42歳男性)

中嶋社長

運転手不足で、休みが取れないのではないかと心配されている方も多いと思いますが、会社によって休日の規定は様々です。月に5日くらいしか休めないところや、8日休めるところもありますが、その代わり、バス業界は有休をしっかりと取ることが出来るところが多いです。休日にどうしても人が足りなくて出勤しなければならない場合もありますが、その分お給料に反映されるので、その方がいいという人もいます。休みの取り方も、形態によって異なるので、その人のライフスタイルにあった形態のバス会社を選択してほしいです。

成定代表

バス運転手は、法令で「これだけしか働いてはいけない」という時間が決まっています。それとは別に、会社と主に労働組合の中で、1日の所定労働時間が何時間とか、1ヶ月に何回の休みとか、何日に1回の休みといったルールを決めます。それを超えた分が残業手当や休日出勤手当の対象になります。残業代が出ず、いくらでも働かされるといったいわゆるブラック企業とは全く異なります。休日出勤を頼まれることがありますが、断ってもいいですし、出勤すれば休日出勤手当の対象になります。また、休日出勤をしてもしっかりと体を休められるようなシフトを組むバス会社が増えてきていますよ。

中嶋社長

いずれにせよ、バス会社は国土交通省の許可を得て事業を行っているので、そこから逸脱したことをして許可を取り消されてしまうと、バス事業を行えなくなってしまいます。無茶をすることはありません。規制がきちんとあって守られている分、世の中でいうブラック企業に比べると健全だと感じます。

バス運転手になっても良いパパになれますか。(愛知県・学生・20歳男性)

中嶋社長

なれます!現役バス運転手の7割の方が「バス運転手になってよかった」「自分の仕事に誇りを持っている」と答えています。最近は他職業に押されがちではありますが、幼稚園、小学校低・中学年くらいの子供にとっては、バス運転手は憧れの職業です。観光産業や、交通インフラを支える仕事ですから、「パパかっこいい!」「うちのパパはすごいんだ!」と思ってもらえる仕事だと思います。

おわりに

Q&Aコーナーはいかがでしたでしょうか。「自分も同じ不安があった」「このページを見て疑問に思っていたことが解決した」という方がいれば嬉しく思います。
今後も『どらなびEXPO』では、皆様からの質問を募集し、ステージイベントで解答して参りますのでお楽しみに!

一般社団法人 女性バス運転手協会コンテンツ