【FNNプライムオンラインより】20歳で憧れのバス運転士に 「なり手不足」と「高齢化」の課題を抱えるバス業界に新風【長崎発】

バス好きの皆様へバス関連ニュースのご紹介!

4月27日 FNNプライムオンラインより「20歳で憧れのバス運転士に 「なり手不足」と「高齢化」の課題を抱えるバス業界に新風【長崎発】」

https://www.fnn.jp/articles/-/518527

 

バス業界は、待遇や労働時間を懸念した、なり手不足や離職者が多いことから人手不足が続いている。そんな中、長崎県営バスに2022年、過去最年少の20歳で運転士になった若者がいる。
子どもの頃からの夢をかなえた彼の思いと、バス業界の現状を取材した。

“過去最年少”でバス運転士に

21歳のバス運転士、野田光太郎さん(2023年4月現在)。この日は、諫早市の自宅から車で約30分かけ、午前6時半に長崎県営バス矢上営業所(長崎市)に出勤した。

長崎県営バス 運転士・野田光太郎さん:
法廷速度遵守で乗務します。健康状態異常ありません。薬の服用や睡眠不足ありません。安全運転で行ってきます

バスの点検やアルコールチェックを済ませ、午前7時過ぎに最初の便に乗車する。

野田さんは福岡の専門学校を卒業後、長崎県内の鉄道会社に就職。しかし、子どもの頃から抱いていたバス運転士の夢を諦められず、2022年8月、20歳で長崎県交通局に入った。

長崎県営バス 運転士・野田光太郎さん:
小さいときに(バスに)乗って、大きいバスを運転している姿は、やっぱりかっこよく見えた。高校卒業して運転免許を取って、運転が好きだと思うようになり、仕事にして人の役に立てるのはすばらしい職業だと思った

課題は運転士不足・高齢化…対策も

バスの運転士になるには、「大型二種免許」が必要だ。これまで免許取得の条件は21歳以上だったが、2022年5月に道路交通法が改正され、「一定の教習を受講すれば」19歳から免許を取得できるようになった。

バス業界では、慢性的な「なり手不足」に加えてコロナ禍で離職が増え、「運転士不足」が課題だ。

法改正やバス会社独自の取り組みによって、若手が入りやすい状況に変わりつつある。
長崎県営バスでは若い運転士を育てるため、採用の条件から「大型二種免許」の所持を外した。さらに、40歳未満なら免許の取得費用の30万円分を補助する(勤続5年以上の条件あり)。

21歳の野田さんも入局後に大型二種免許を取得し、教習などを経て2022年12月、憧れの運転士になった。

長崎県営バス 運転士・野田光太郎さん:
バスの運転士は、世間の人には良い点が分からない。だから、なりたいと思う人もいない。ならないと(運転士の良さは)分からない

長崎県営バスには、野田さんを含めて20代が8人、30代が31人いて、若手の運転士も徐々に増えてきている。

「責任感」と「感謝の思い」原動力に

野田さんのデビューから5カ月。4月からは、交通量の多い長崎市中心部も担当している。

長崎県営バス 運転士・野田光太郎さん:
お客様から「ありがとうございました」と言ってもらえるとうれしくなるし、こちらが感謝しないといけない

乗客:
いつも降りたときに「ありがとう」と言うと、(野田さんが)返事をしてくれる

乗客:
マイクがよく聞こえる。誰も乗ってなくても「発車しまーす!」と言って行く

乗客の評判も上々のようだ。

長崎県営バス矢上営業所・小柳祐司運行係長:
野田くんには3月にも2件、「良い運転士を雇っていますね」とか、仕事に行くときに「行ってらっしゃい」と声かけをしてもらい、仕事に気持ちよく行くことができたというお褒めの言葉を2件いただいた。

長崎県営バス 運転士・野田光太郎さん:
朝乗せた方を家まで送らないといけないので、大変だけど頑張れる。乗ってもらえて成り立つ仕事、感謝して毎日頑張っている

市民生活を支える「責任感」と乗客への「感謝の思い」が野田さんの原動力だ。
人手不足のバス業界に若い風が吹き込み始めている。

※一部抜粋

バス業界に若い風。とても良い傾向ですね!野田さんの今後の活躍を願います。

取り上げた記事についてご興味のある方はこちらからご覧下さい!

▼20歳で憧れのバス運転士に 「なり手不足」と「高齢化」の課題を抱えるバス業界に新風【長崎発】

https://www.fnn.jp/articles/-/518527

☆バス運転手求人情報☆

九州のバス運転手求人特集はこちら(バス運転手専門求人サイト どらなび)


関西圏の優良のバス会社が集結!『どらなびEXPO2023春・関西』
詳細・ご予約はこちら→https://www.bus-dnavi.com/expo/kansai.php