【NHK NEWS WEBより】こんなのあり?“宇宙一”面白いバス

バス好きの皆様へバス関連ニュースのご紹介!

3月3日 NHK NEWS WEBより「こんなのあり?“宇宙一”面白いバス」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013997021000.html

 

『宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト』
あるバス会社が、「宇宙一」という壮大な目標を掲げ、ほぼ月イチのペースで趣向を凝らした路線バスを発表してきました。この2月に最終回を迎えるまで、計12回。いったいどんなバスが登場したのか。そして、「宇宙一」を目指したバス会社の本当のねらいとは?(岡山放送局記者 小山晋士)

最終回は“子どもが降りたくなくなるバス”

「自分が押して音を鳴らしたい!」

バスを降りるときに押す、あのボタン。子どもの頃、そんな気持ちありませんでしたか?

2月に発表された「子どもが降りたくなくなるバス」は、そんな仕掛けが満載でした。

路線バスはつらいよ

このプロジェクトを展開したのは、県内で路線バスを運行する「両備グループ」です。両備グループ傘下は、5つのバス会社を抱え、県内全域に路線網をめぐらせています。

プロジェクト立ち上げのきっかけは、バス利用の減少。このグループでは、毎年、2~3%のペースで乗客が減少してきたといいます。

背景には、少子化やマイカー利用の影響がありました。

岡山市は車社会。それを裏付ける「交通手段分担率」という数値があります。通勤・通学の際にどの交通手段を使うか調査したものです。

政令市のなかで電車やバスなどの公共交通を使う割合が最も高かったのは川崎市で66%。

それに比べて岡山市は、マイカー利用が56%を占め、公共交通の利用はわずか10%。路線バスに限れば、さらに割合は小さくなります。

そんな厳しい利用状況に、コロナ禍が追い打ちをかけました。

自宅でのリモートワークや感染リスクの少ないマイカー通勤が加速し、路線バスの利用者が一気に30%以上も減少。赤字の一部路線の廃止に踏み切らざるをえない状況となります。

今回のプロジェクトは、これまでの発想にとらわれたままでは局面を打開できないという危機感から生まれたものでした。

ダジャレてんこ盛り いたって真剣です

そこで、去年1月に第一弾として打ち出したのが「幸運のプラネタリウムバス」。

車内の天井を冬の夜空にみたて、オリオン座などの星座が映し出されます。車内にいながらプラネタリウムが楽しめます。

卒業シーズンの去年3月には、車内のモニターに卒業生に贈るメッセージを流す、その名も「贈る言葉ッス」。

続いて登場したのは、通勤・通学中にリラックスし、五月病を吹っ飛ばしてもらおうと、車内に観葉植物などを置いた「5月のモヤモヤふっ飛バス」。ダジャレも臆せず盛り込みました。

松田社長は、強い危機感から生み出された「おもしろバス」の1年をこう振り返ります。

松田社長
「われわれがちゃんと汗をかけばお客様にも選んでいただけるなということを実感したのがこの12回の感想。国の財源に頼るだけではなくて、お客様に選ばれていくような取り組みをしていくことによって地方の公共交通の維持・存続をやっていきたい」

※一部抜粋

両備グループが1年間かけて12回実施してきた「宇宙一面白いバス」についての振り返りができる記事となっています。

常識を疑い、工夫をすることで乗客が増えた良いケースだと思います。今後もバスに興味を持ってもらうためのプロジェクト等があれば紹介してきます!

取り上げた記事についてご興味のある方はこちらからご覧下さい!

▼こんなのあり?“宇宙一”面白いバス

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013997021000.html

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